道づくり
ホーム > ダムかんり > 灰塚ダムについて

灰塚ダムについて

特徴(ダムの比較)

灰塚ダムは平成19年3月に広島県三次市三良坂町仁賀地先に建設された重力式コンクリートダムです。堤高50.0m、堤頂長196.6m、堤体積 約21万㎥と比較的小規模なダムですが、湛水面積が約3.54㎢と中国地方の直轄ダムの中では弥栄ダムに続いて2番目に広く、貯水効率の高いダムです。

ダム高比較 湛水面積比較

引っ越し

灰塚ダムをつくるために、332戸のおうちが引越しました。

灰塚生活再建地(のぞみが丘)

約140戸のおうちだけでなく、田畑や神社、お寺、小学校、文化財となっている古い家なども引越しをしました。また、地元の人から「えみきの爺さん」と呼ばれて愛されていた樹齢500年のムクノキも地元の人の手により引越しし「えみき公園」が整備されました。

安田生活再建地(ひまわり)

13戸のおうちが引越しをしました。引越しした場所の下流には、水遊びもできる「ひまわり公園」やパークゴルフ場を整備しました。引越しした地域は貴重な植物の「ユキワリイチゲ」の自生地としても有名で、地元の人がその自生地を守っています。

稲草生活再建地(田総の里)

約40戸のおうちが引越ししました。引越しした場所の隣には、せせらぎ水路のある公園やスポーツ広場を整備しました。貴重な植物のセツブンソウの生育地としても有名で、毎年2月〜3月には「節分草まつり」が行われています。

発電

灰塚ダムの管理用発電は、利水放流水を利用して最大出力870kWの発電を行い、ダム管理支所内の電力として供給するもので、ダム管理費の節減を行うとともに、余剰電力を中国電力(株)へ売電することでダムの合理化を図っています。