主な災害

平成22年7月豪雨

平成22年7月12日~15日の豪雨は、西日本に停滞する梅雨前線に向かって南から湿った空気が流れ込んだことにより、前線の活動が活発となったため発生した。
梅雨前線の活動が活発となり中国地方を南下した12日朝と、前線上を低気圧が東進した13日夜から14日朝にかけて、各地にまとまった雨をもたらした。
12日から15日までの総降水量は志路原で368ミリ、土師で354ミリとなり、本地で335ミリを記録した。
江の川上流の志路原及び藤原雨量観測所では、最大時間50ミリの非常に激しい雨を記録した。
吉田水位観測所では12日4時50分に指定水位を超え、12日9時10分に吉田で警戒水位を超えた。粟屋、尾関山、南畑敷の各観測所においても、12日5時50分頃から指定水位を超え始め、12日8時に南畑敷で警戒水位を超えた。
雨は一時小康状態となり、水位も下降し始めたが、12日22時頃から再び降り始め、13日9時頃から各観測所で再び水位が上昇を始め、13日23時40分に吉田で警戒水位を超え、粟屋、尾関山、南畑敷でも14日7時頃から警戒水位を超えた。
梅雨前線による雨は、13日の深夜から14日未明にかけてピークとなり、吉田水位観測所では、14日6時50分に、粟屋では、14日9時30分に、尾関山では、14日10時20分にいずれも危険水位を超え、14日の12時ごろ最高水位となった。
その後、雨は小康状態となり、15日12時40分に全ての観測所で指定水位を下回った。

  • 馬洗川と西城川合流点の出水状況
    【平成22年(2010)7月】
  • 江の川の出水状況
    【平成22年(2010)7月】