千代川流域圏会議通信
千代川ニュース
千代川流域圏会議通信
[2003年11月号 vol.65]
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私都川(きさいちがわ)源流探検を行います!!
千代川支川の源流を辿り、私たちの飲む水がどこから来ているのかを探ります。第9回になる今回は、郡家町を流れる私都川(きさいちがわ)の源流を探り、「源流の碑」を建てます。
開催日時 平成15年11月16日(日)
集合場所 JR東郡家駅10時(駅から途中姫路公園までバスを出します)
問合せ先 千代川流域圏会議事務局まで電話、FAX等

参加者の皆様へ
●弁当を持参してきてください。
●山歩きにふさわしい服装でおいで下さい。
●参加人数は先着20名まで、申込みは事務局までお願いします。
●雨天の場合は中止します。

昨年のようす
昨年の源流探検は、智頭町にある千代川支川土師(はじ)川にて行われました。約100人の参加者は、「源流碑」を背負って、源流となる那岐山山頂にほど近い「水飲み場」と呼ばれている伏流水の湧き出ている場所を目指しました。1時間半の登山の末、源流に到着すると、「源流碑」を建立して、おいしい湧き水で喉を潤しました。

千代川あれこれ 藩政時代の堤防
 円通寺の対岸から袋河原にかけての延長約2kmにわたって、慶長年間に築造された土手の跡が現在でも残っています。この土手は「胡摩土手」と呼ばれ、堤防の基礎や根固めのために、当時としては珍しい巨大な岩を用いて強固なものとしていました。また特に激流にあたる袋河原や向国安では水はね(聖牛や出しなど)を設置して水流の制御と堤防の安全をはかっていました。また、この胡摩土手は作州へ通じる上方往来の街道近道としても利用されていました。
※「聖牛」は治水を目的とした伝統工法のひとつで、丸太を組み、網の中に石を入れて、重しの役割をする「蛇かご」と呼ばれるものをのせたもの。水流をなだめて洪水をおさえるしくみになっています。
「千代川をより良くしたい」「流域をもっと元気にしたい」
千代川流域圏会議では平成16年度賛助会員を募集しています

鳥取県東部を貫流する「千代川」は流域住民の生活を支え、命を育んできました。この千代川の清流を次世代に引き継ぐため、千代川流域圏会議では「清流を守る行動計画」を策定し、数々の活動を実施しています。

清流を守る行動計画

1. 清流保全宣言の制定
2. 千代川の森づくり
3. 水質の保全
4. 住民参加の推進
5. 活動の紹介

この清流を守る行動計画を実施する際に、多くの流域の皆様に千代川の清流について関心を持っていただくとともに、皆様による行動の参加がありますと、清流を守る行動をより充実させることができます。つきましては当流域圏会議では賛助会員を募集いたしておりますので、趣旨に賛同いただける方は、ご加入いただきますようお願い申し上げます。

千代川流域圏会議
会長 道上 正規

年会費:賛助会員(個人)1,000円(団体)10,000円

 一気に日が短くなって、秋の訪れを感じる今日このごろです。千代川も水遊びで親しんだ夏を過ぎて、ちょっと淋しげな感じがします。ですが、上で紹介したように、恒例の「清流探検」や今年度の新たな取り組みである「千代川流域一斉水質調査」の開催など、秋も引き続き千代川でのイベントがあるんです。特に一斉水質調査は、流域の上流から下流の皆さんがそろって一緒に参加できるイベントです。ぜひ皆さんお誘い合わせの上、ご参加ください!

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