千代川流域圏会議通信
千代川ニュース
千代川流域圏会議通信
[2004年1月号 vol.67]
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千代川流域圏会議 道上会長からの新年のごあいさつ
 皆さん、あけましておめでとうございます。旧年中は千代川流域圏会議の活動へのご参加、ご支援を頂き、ありがとうございました。本年も変わりませず、よろしくお願いいたします。
年初にあたって、「川の2つの顔」についてお話をしたいと思います。
 川には、2つの顔があります。1つは洪水などの時に見せる「怖い顔」、2つめは、日々の穏やかな「やさしい顔」です。
 私たち人間は、この「怖い顔」をなだめることには成功し、安全な川をつくることができました。しかし、日々の「やさしい顔」との関わり方は未だ発展途上です。これからは日常の川の利用の仕方や環境のこと、そして特に川の文化について考えながら、「やさしい顔」の川との関係を築いていきたいと思います。
 この千代川流域圏会議の中でも議論をしっかりとしながら、流域の皆さんにとって千代川が身近になり、そして千代川を愛していただけるように、今年も活動をしていきたいと思います。
みんなの千代川はきれいかな?
一斉水質調査を実施しました

流域みんなで水質調査

 すこしづつ寒さも増してきた11月23日、第一回千代川水質調査が行われました。千代川の水質調査は、一年間を通じて行われていますが、今回のように同じ時間に千代川の支川も含めて一斉に水質調査をするのは初めてのことです。今回は、この調査に参加いただいた北風譲二さんに同行しました。

いよいよ調査開始

 北風さんが担当するポイントは、湖山池から流れる湖山川です。橋の上から、バケツを紐でつるして川の水を汲みます。天気は曇り、気温は10.7度、水温は11.6度。この汲んだ水をパックに入れて、色の変化を見ながら水質を調査するんです。パックに空気が入らないように水を入れてしばらく待つと・・・パックの中の水がだんだんと青く変わっていきます!その色をカラーチャートに合せてみると、だいたい数値が6.5くらいかな?こうして水のBOD値という数値がわかるんです。意外と簡単にできるみたい。

連帯感を感じながら

 同じようにして、水質のCOD値、ペーハー、亜硝酸という計4つの調査を、それぞれ数回づつ行いました。なかなか微妙な色合いで、ちょっと悩んだこともありましたが、無事に全ての調査を終えました。
 今日この時間に、千代川流域の各所で同じように調査を行っていると思うと、不思議な連帯感を感じることができました。この調査の結果は、現在取りまとめ中です。まとまり次第、この千代川newsでご報告しますので、お待ちください!


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