千代川流域圏会議通信
千代川ニュース
千代川流域圏会議通信
[2004年2月号 vol.68]
[ページ1] [ページ2]
みんなの千代川はきれいかな? 水質調査結果についてご報告します!
 11月23日に千代川流域で行った水質調査では、多数の方に参加頂きありがとうございました。調査結果のうち、河川の水質の目安として一般性の高い指標の「BOD」について、結果を報告します。


BOD(生物化学的酸素要求量)とは?
 水中にある有機物を、微生物(バクテリア)が分解する時に消費する酸素の量を示し、河川の汚濁を表す場合の代表指標として使用されます。
 一般的に数値が大きくなれば、水中に有機物が多く、水が汚濁していることを意味しています。
 水道の原水としては、3mg/L以下であることが望ましく、魚では汚濁に強いコイ・フナ類でも5mg/L位までが限度で、河川環境の立場からは4mg/L程度までが望ましいと考えられています。
 ほとんどの地点で環境基準の2mg/L以下を満足し、千代川流域はきれいな川であることが分かります。
 2mg/L以上の15地点のうち、12地点での測定値は「2」でした。
ヤマメやイワナなどの清水魚類が棲むのは2mg/L以下が最適とされており、千代川流域は川の魚達にとって「棲みやすい川」であることが分かりました。
 測定値には季節によってもばらつきがあるため、あと2回程度同じ調査を行って、1年を通しての千代川流域の水質を調査していきます。
 次回の調査を行う際にも、千代川news紙上で調査員の募集を行いますので、ぜひご参加下さい。

[←前号へ] [↑千代川流域圏会議TOP] [次号へ→]