広報誌 環境にやさしい道づくりメッセージ

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第7回

へぇ〜! ホントに? そうなんですか! 4人のアナウンサーが道について語り合った、トークセッション


座談会参加者のみなさん
「車中心の道から、環境や人にやさしい道づくりへ。わたしたちも変化しています。」
司会進行/
国土交通省広島国道事務所
上田 敏 所長
座談会参加者のみなさん
「国道沿いの街路樹の管理も国土交通省の仕事というのは、驚きました。」
広島ホームテレビ(HOME)
松藤 好典さん
出身 広島県
担当番組 ファンタジスタ、スポーツ放送 ほか
「有料道路の料金を下げる社会実験で、利用者が増えるかどうか注目しています。」
広島テレビ放送(HTV)
長島 清隆さん
出身 千葉県
担当番組 テレビ宣言にゅ〜
スポーツ中継 ほか
座談会参加者のみなさん
「最近、車を購入。西広島バイパスの延伸で車の流れが変わったのを実感しています。」
テレビ新広島(TSS)
古沢 知子さん
出身 栃木県
担当番組 ひろしま満点ママ!!、TVQdas ほか
「横川駅前が整備され、便利になっていますが、あれも、国土交通省の事業なんですね。」
中国放送(RCC) 
坂上 俊次さん
出身 兵庫県
担当番組 (ラジオ・テレビ)
スポーツ放送 ほか
TVやラジオで活躍中のアナウンサーのみなさんに集まっていただき、お気に入りの道や道の環境対策などについて、自由に話しあっていただきました。「国土交通省って、なんだか難しい話になりそう」と、心配だったアナウンサーのみなさんでしたが、道づくりの広報の話しも飛び出し、和気あいあい、リラックスムードで座談会が進みました。
 道路が街の印象や雰囲気を作る
上田: いつも使っているのに、あまり考えたことがないのが道だと思いますが、みなさん、これはいいなと 思われる道がありますか。
坂上: 駅伝中継で、国道2号の宮島街道を交通規制された時に走ったことがあるんです。瀬戸内海があって、路面電車が走っていて、広島らしくていいなと思いました。
長島: 僕は千葉県出身ですけど、房総半島にはフラワーラインという花のきれいな道があります。宮島街道も、別の呼び名があってもいいのかもしれません。
上田: 確かに!道の魅力をイメージできるネーミングするのもいいかもしれませんね。
長島: しまなみ海道も景色を楽しめます。大体、運転すると速さばかり求めて景色を楽しもうと考えないのが良くないです。車が流れると余裕がないし、流れないとイライラしますし…(笑)。
松藤: 海もいいけど、山もいいですよ。僕の出身地、三次の道はきれいです。
古沢: 私は、職場の近く、段原の道がすごくいい道だと思います。道路が広くて、電線もなく、気持ちがいいし、街自体もきれいに見えます。
上田: 電線が地下に入ったことが景観の上で大きなポイントになっているのかもしれませんね。
古沢: 道路が街の印象や雰囲気を作るんですね。
 道づくりにはみなさんの協力も必要
上田: 道路は皆さんに使っていただくわき役みたいなものですが、意外と景観を誘導する役割もあります。本通りなどはせっかく電線を地下に入れたのに、駐輪が問題。みなさんが道づくりや道の使い方に参加して、意識していただければ、道も少しずつ良くなると思うんですが…。
長島: 僕は今、西風新都に住んでいるんです。あの辺は道路も新しく、緑も多く、どんどん新しい建物ができています。一方で、すごく奇抜な建物が建ったら景観はどうなるのか、不安もありますね。だから道路だけを考えるのではなく、周りとのコミュニケーションが大事になってくるんでしょうね。
上田: 確かに。街づくりがあって、その中に道路があるわけですからね。
古沢: 街との関係では二通りの道があると思うんです。先に人がいっぱいいて、必要だからつくる道と、道や周辺がきれいだから人が集まってくる道と。
松藤: 県北も宮島も、それを求めて作ったものじゃなく、結果的に道ができていますね。そういう道の方が長く残るのではないでしょうか。
 道路が街の印象や雰囲気を作る
長島: 尾道も味がありますね。文学の小径を通るだけで歴史が感じられますよね。
上田: 私たちも、西国街道など昔の名残をなるべく残しながら、道づくりをしているんですよ。
歴史や文化やそこに住んでいる人の生活、それを大事にしたいのです。たとえば、ガードレールや歩道橋の色を地域のイメージを考えて決めたりしています。
松藤: 山口はガードレールが黄色ですよ。あれは、夏みかんの色らしいですね。
坂上: そう言えば、昔ながらの白いガードレールは減ってきた感じですね。
上田: 今は、ガードレールも色や材料がいろいろあります。道をカラー舗装にしたり、商店街のデザインブロックなども工夫しています。国道185号は、海のイメージで歩道橋をブルーに塗っているんです。それから、街路樹を植え、管理することも私たちの仕事です。「小さな森のサポーター」といって道路のそばに樹木を植えていこうという取り組みをやったり、「緑陰道路」といって街路樹をできるだけ剪定せず、あるがままにしておく試みを進めています。緑陰道路は広島の祇園新道で始めています。
長島: へえ。祇園新道の緑は自然な感じでいいなといつも思っていました。
 渋滞を緩和すれば環境も改善される
上田: ところで、1日に広島市の中心部を動いている車の交通量は100万台ぐらいあるんです。もうちょっとこうすれば車がスムーズに走れると思うことはないですか。
長島: 今、やっている有料道路を値下げする社会実験。車が有料道路に流れて、渋滞が緩和されるかどうか、どれだけ効果があるか、楽しみです。
上田: 車はスムーズに走るほど、CO2もNOX(窒素酸化物)も出ないんです。渋滞は排気ガスを出し、大気汚染の原因になります。
古沢: 最近、西広島バイパスが延伸され、2車線になって、流れが全然違ってきましたね。ほんのちょっとしたことで全然違いますよね。
上田: ところで、みなさんは、公共交通機関を利用されてますか? それも、渋滞を緩和することに通じますね。
坂上: 横川駅前がきれいになり、公共交通が使いやすくなったと思います。
上田: あそこは交通の乗り継ぎを良くしたことで公共交通機関に乗る人が増えています。私たちは、こういう事業にも力を入れているんですよ。
その他、広島の道や街づくりについて、他に思われることはないですか。
長島: 広島って、再開発できれいになったところと街中のすごく込み入ったところの差が激しいですね。歩く人が安心して利用できる、気持ちのいい道が増えていったらいいなと思います。
坂上: 紙屋町交差点は、人は地下を通り、車も流れるようになったですね。
古沢: 国土交通省が今日うかがったようなことをなさっているとは、知りませんでした。今日は道についていろいろと知ることができてよかったです。
上田: 私たちも、もっと、みなさんに事業について知っていただくためPRに努めていきます。

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