広報誌 環境にやさしい道づくりメッセージ

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第9回

自動車騒音の低減に努めています。 


道路の近くはうるさいけれど、この音ニャンとかならないの?
気になる騒音をやわらげる、さまざまな道路の工夫をご紹介します。
 低騒音舗装
タイヤで圧縮された空気を逃がし騒音を低減。
通常の舗装では、自動車が走行するときタイヤの溝と舗装面の間にはさまれた空気圧縮音、膨張音が発生(図右)します。
しかし、「低騒音舗装」では空隙に空気が逃げ、音が路面内部に吸収されるため、タイヤと道路面との摩擦による騒音を低減させることができます。
(図左)
交通量が急増し騒音が発生している場所などに、この「低騒音舗装」を採用することで、沿道環境改善に効果をあげています。
舗装による騒音比較図 低騒音舗装と通常舗装
 遮音壁
道路につけて騒音をできる限り抑えます。
空気を伝わる音は、遠くにいくほど聞こえにくくなります。図のように遮音壁をつくることで、音を遠回りさせて、騒音が届きにくくします。
また、遮音壁にもさまざまな形や種類があり、場所にあわせて設置できるようになっています。
遮音壁による騒音比較図 低騒音舗装と通常舗装
 
遮音壁の種類
中央分離帯遮音壁 吸音の仕組み 街路部の中央分離帯に遮音壁を設置することで、騒音を提言させます。
高架部遮音壁 高架部に遮音壁を設置することで、騒音を低減させます。 低層遮音壁 高さの低い低層型。街路部の歩道に設置することで、騒音を低減させます。
 
     
 高架裏面吸音板
高架部の裏面にはねかえる騒音を吸収します。
高架下に国道等がある場合など、国道を通る車両から発生して高架裏面ではねかえる騒音を、吸音板を設置することで吸収し、反射音を低減させます。
遮音壁などとともに、沿道に対する騒音の低減効果を発揮します。

高架裏面吸音板のしくみ 図
高架裏面吸音板は、反射音の低減に効果を発揮。
※掲載している騒音対策に関する写真は、すべて一般国道2号旭橋附近(西広島バイパス)で撮影したものです。
高架裏面吸音板 写真
ニャるほど、道が静かになる工夫がよくわかりました。
↓自動車騒音の低減に関するさらに詳しい内容は↓
・国土交通省のホームページ
http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/sisaku-kankyo.html

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