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灰塚ダムプロフィール

灰塚ダムは、42年の年月をかけて完成しました。

 昭和40年4月から、ダムをつくるためのいろいろな調査や地域のみなさんとの話し合いが始まり、昭和63年より灰塚ダムの建設事業がスタートしました。その後、道路の付け替え工事や引越し先の整備、ダム本体の工事などを行い、平成19年3月に完成しました。
勉強会 説明会
地域の方々によるダムについての勉強会 生活再建地(引越し先)の整備についての説明会
投票  
本格的な調査の実施を決めるための地元の方による投票  

事業の経過

昭和40年4月

予備調査開始

昭和47年7月

梅雨前線豪雨による出水で、江の川沿川地域は未曾

有の大災害を受ける

昭和48年3月

江の川水系工事実施基本計画の改定

昭和49年4月11日

江の川総合開発調査事務所を庄原市に開設し、実施

計画調査を開始

昭和59年10月26日

実施計画調査(現地調査)開始

昭和63年4月11日

江の川総合開発工事事務所に改称し、建設事業に着手

平成元年3月20日

「灰塚ダム建設事業に係る環境影響評価書」公告

平成2年1月20日

「灰塚ダムの建設に関する基本計画」告示

平成2年3月26日

水源地域対策特別措置法によるダム指定

平成4年3月23日

水源地域対策特別措置法による水源地域整備計画決定

平成4年11月24日

灰塚ダム用地補償基準妥結調印

平成5年10月9日

「のぞみが丘」開村式(灰塚生活再建地)

平成6年3月27日

灰塚ダム新生活激励会(吉舎町)

平成6年4月17日

「田総の里」里開き(稲草生活再建地)

平成12年6月14日

「灰塚ダムの建設に関する基本計画(変更)」告示

平成13年3月

灰塚ダム本体工事着手

平成14年10月16日

堤体コンクリート打設開始式

平成15年3月8日

灰塚ダム定礎式

平成15年8月31日

県道三良坂総領線、同梶田三良坂線供用開始

平成16年9月13日

堤体コンクリート打設完了式

平成17年7月28日

試験湛水開始

平成18年4月7日

試験湛水完了

平成18年11月11日

灰塚ダム竣工式

平成19年4月1日

管理・運用開始


ダムはこのように建設されました


 平成14年10月から、平成16年9月の約2年をかけて、ダム本体のコンクリート工事が行われました。
コンクリートプラント
コンクリートプラント


 ダム本体をつくる場所の近くに、セメントや砂利を混ぜてコンクリートをつくる工場を建設します。
繰り返し 軌策式ケーブルクレーン
軌策式ケーブルクレーン


トランスファーカ
トランスファーカ


 コンクリートをつくる工場からトランスファーカでコンクリートを運び、ケーブルクレーンにつるされた巨大なバケツのようなもの(コンクリートバケット)にコンクリートを移します。
コンクリート放出
コンクリート放出


 コンクリートバケットをダム本体をつくる場所までロープウェイの様に運んで、コンクリートを流し込みます。
内部振動機による敷固め
内部振動機による敷固め


 コンクリートを流し込んだ場所をブルブルと振動させ、コンクリートの中に入った空気をぬきます。
振動目地切機による目地切り
振動目地切機による目地切り


 もしダム本体にひび割れができたときに、ひび割れが全体に広がらないように、コンクリートをいくつかのブロックに分けておきます。
グリーンカット
グリーンカット


 流し込んだコンクリートの上面をきれいにして、さらにその上に流し込むコンクリートときれいに接合するようにします。これをグリーンカットと呼んでいます。
夜間打設状況
夜間打設状況
中位標高打設状況
中位標高打設状況
 夜も工事を行いました。  ちょうど、真ん中ぐらいまで、できたところ。

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