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ボランティア・ロード

天野産業美化倶楽部 森本敦さん 道の駅笠岡ベイファーム駅長池田博之さん

美しく安全に交差点部の視距改良

 広大な笠岡湾干拓地の中にある「道の駅笠岡ベイファーム」は、2011年8月にオープンしました。公設民営方式で設置され、施設を作ったのは笠岡市ですが、運営は私たち天野産業(株)グループが担っています。
 オープン当初は大変な賑わいでしたが、まだ周辺の整備は進んでおらず、振り返ると混乱の極みでした(笑)。
 例えば、道の駅の前を走る笠岡バイパスの未利用地には雑草が繁茂。特に店舗前の交差点は雑草が生い茂って、標識も隠れて見えなくなるなど危険な状態でした。実際想定外の来場者が詰めかけて交通事故も多発。また、草陰には大量のゴミも捨てられていました。

美しく安全に交差点部の視距改良
天野産業美化倶楽部 森本敦さん 道の駅笠岡ベイファーム駅長池田博之さん

 定期的な草刈りをしていましたが、雑草の生育が早過ぎて追いつかない状態。それでも、お客様を気持ちよく迎えるためになんとかしなければ…と、常日頃から周辺道路の清掃活動に道の駅のスタッフ総動員で取り組んでいたのです。
 そんな活動を見てくださっていた岡山国道事務所からお声かけいただき、2016年2月にボランティア・ロード協定を締結。道の駅との連携というのは中国管区初だそうで、国と笠岡市そして私たちの3者が官民協力して、引き続き道路の安全と美化に取り組むことになりました。

 協定締結後の4月にはさっそく交差点部に防草シートを設置し、芝桜を植栽しました。これは、未利用地の有効活用ということだけでなく、交差点の視距改良につながり事故も減りましたね。また、きれいな空間を生み出すことで、道路利用者のマナー向上効果も期待できます。
 道の駅を運営する者として、周辺道路を清掃するのは当たり前のことかもしれませんが、笠岡ベイファームは年間85万人ものお客様が訪れる笠岡のいわば玄関口。ものを売るだけでなく、美しい道や景色、素晴らしい地域・笠岡をPRし創っていくのが私たちの仕事だと思っています。そんな意識付けをする人材教育の一環としても、ボランティア・ロードの活動に取り組んでいきたいですね。

(メイン写真)=森本敦さん(右)と池田博之さん

笠岡ベイファーム・ 天野産業美化倶楽部 活動場所

国道2号

笠岡市カブト南町地内