キマダラルリツバメチョウは、シジミチョウの一種で、羽根を広げた大きさは2cm前後になります。羽根の表面は黒または暗紫色で、裏面には黒と黄色のまだらの縞模様があります。幼虫期はアカマツの樹皮の下でアリとともに過ごし、さなぎになるとアリの巣の中で過ごすといわれ、飛び方に特徴があります。 日本の固有種ですが、数が少なく生息地も限られているため国の天然記念物に指定され、鳥取市東町の長田神社、栗谷町の興禅寺、上町の樗谿公園の一帯が生息地として特別保護地区に指定されています。
標高400mにある高層湿原と周辺の山林からなるこの湿原には、オオミズゴケを中心に食虫植物のモウセンゴケ、カキツバタなどの湿原植物が群生しています。なかでも、毎年5月から6月頃にカキツバタが深紫色の美しい花を咲かせ、日本海側の代表的湿原として昭和52年に県の天然記念物に指定されました。