道路管理データ作成・登録
道路管理データベースシステムは、中国地方整備局が管理する一般国道等の橋梁、トンネル、舗装、道路標識等道路施設に関する主要データを一括管理しているシステムで、道路の施設計画、維持管理、防災等の業務で必要な情報を道路管理者へ提供しています。
路面性状調査
アスファルト舗装の性能は、通過交通による直接的な影響だけでなく、降雨や気温等の気象条件等によっても徐々に低下していくため、定期的に路面の性状を把握しておく必要があります。
このため、中国技術事務所では、中国地方整備局が管理する一般国道等において、路面性状測定車を使用し、路面のわだち掘れ、ひび割れ、平坦性の調査からデータ解析を行っています。
● わだち掘れ(量)
舗装の流動化や磨耗によって起こる横断方向の凹凸でハンドルをとられたり水溜りの原因になります。
● ひび割れ(率)
舗装の寿命や水の浸入によっておこるものでポットホールや陥没の原因になります。
● 平坦性
舗装の縦断方向の凹凸で主に乗り心地に影響します。
試験舗装追跡調査
アスファルト舗装技術は、年々向上しており、それらを活用することによって、コスト縮減、安全性の向上、CO2削減等に寄与するため、試験舗装箇所の追跡調査を行っています。
ツル性植物の枯死技術及び侵入対策工法の開発
ツル性植物は、成長速度が速く、標準的な除草作業では抑制することが困難な状況であり、歩道等の施設利用や景観等へ支障を及ぼしています。
このため、侵入や繁茂を抑制する技術を開発する必要があります。
具体には、ツル性植物の繁茂を抑制する除草剤の使用方法の検討や侵入防止工法の技術開発を行うことで、施設利用性の確保、維持管理作業の効率化、景観の向上に役立てるものです。