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　天神川水系防災ページ　平成１０年台風１０号

　平成１０年１０月１７日、岡山県に上陸した台風１０号により天神川に多量の降雨をもたらし、天神川小田観測所では昭和３４年９月の伊勢湾台風に次ぐ戦後２番目の大洪水となりました。
　この台風による被害額は鳥取県だけで１３０億円を超えました。

堤防の崩壊箇所（三朝町牧）

和田排水機場近くの和田橋（倉吉市和田）

国道179号の崩落箇所（三朝町助谷）

国道179号の崩落箇所（三朝町曹源寺）

◆河川改修の効果
　倉吉河川国道事務所が管理する区域での河川災害は１箇所（堤防の崩壊１１０ｍ・東伯郡三朝町牧）だけで、氾らんには至りませんでした。
伊勢湾台風による氾らん被害が大きかったのに対し、今回氾らん被害が発生しなかったのは河川改修が進み、洪水に対する安全性が増したためと考えられます。

[天神川直轄区域内の被害（伊勢湾台風との比較）]

	台風１０号	伊勢湾台風
小田流量	約１，８００m³/s	約２，２００m³/s
破堤(崩壊)箇所	１箇所（崩壊）	５箇所
河川被害箇所	６箇所	１０箇所
破堤による氾らん	無し	１５．３ha

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