太田川の事業 小瀬川の事業 水質 洪水予報及び水防 電気通信
治水 利水 環境 高瀬堰 祗園・大芝水門 高潮対策事業
[事業紹介]
治 水
【水文特性】
 太田川下流部は、以前は小さな川がいくつも流れており、洪水時には市内派川がはん濫し多くの被害を受けてきましたが、現在では河川改修が進み被害は減少しています。
 平成17年の台風14号では、太田川の流域平均雨量が300mmを超え6時間の短時間雨量では既往最大規模の昭和47年7月洪水の100mmを超える147mm記録しました。このため太田川の中上流部を中心に多大な被害が発生しました。
 一方下流の広島市中心部では、堤防満杯状態まで水位が上昇しましたが堤防整備や温井ダム等の洪水調節の効果もあって浸水被害をまぬがれました。

【太田川災害年表】
洪水年月日 ピーク流量(m3/s) 被害状況(広島県) 原 因
昭和18年9月20日 6,700 死者39人、住家全壊471戸、堤防決壊397箇所 台風26号
昭和20年9月18日 5,900 死者1,229人、住家全壊2,127戸、堤防決壊1,252箇所 枕崎台風
昭和26年10月14日 4,500 死者128人、住家全壊・半壊・流失等20,281戸、堤防決壊8,783箇所 ルース台風
昭和40年 7月21日〜23日 4,300 死者14人、住家全壊35戸、堤防決壊1,080箇所 梅雨前線
昭和47年 7月 9日〜12日 6,700 死者35人、住家全壊349戸 梅雨前線
昭和51年 9月 8日〜13日 5,800 死者16人、住家全壊29戸 台風17号
昭和63年 7月21日〜22日 4,400 死者14人、住家全壊38戸 梅雨前線
平成 3年 9月27日〜28日 - 死者6人、住家全壊50戸(高潮災害等) 台風19号
平成11年 6月29日〜30日 3,900 死者31人、住家全壊70戸(土砂災害等) 梅雨前線
平成11年 9月21日〜24日 - 死者5人、住家全壊2戸(高潮災害等 台風18号
平成17年 9月 6日〜 7日 7,200 住家全壊・一部損壊48戸、床上・床下浸水1,951戸 台風14号
平成18年 9月16日〜17日 3,400 死者1人、住家全壊・一部損壊9戸、床上・床下浸水525戸 台風13号
(ピーク容量:昭和47年までは玖村、それ以降は矢口第一地点の流量)

【計画高水流量】
 計画高水流量は、加計において3,900m3/sとし、下流支川と合わせ、可部において6,700m3/sとしています。 さらに、支川三篠川、根谷川からの流量を合わせ、基準地点玖村において8,000m3/sとし、 大芝において旧太田川に3,500m3/sを分派し、太田川(放水路)は河口まで4,500m3/sとしています。
[計画高水流量配分図]
太田川の事業 小瀬川の事業 水質 洪水予報及び水防 電気通信
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