斐伊川流域の水辺を考える懇親会
藤岡大拙座長より、「宍道湖・大橋川の水辺のあり方」の提言を頂きました!
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藤岡大拙座長(左)から 提言を受け取る渡邊茂事務所長 | 藤岡大拙座長によるご挨拶 |
設立趣旨
斐伊川流域の歴史は、洪水防御と新田開発、用水確保、舟運の発展など斐伊川の変遷とともにあり、沿川の人々の暮らしは、斐伊川のもたらす恵みを教授しながら発展してきた。流域の暮らしは今も斐伊川と密接なかかわりを持っており、これからの流域における地域づくりを考えるに際しては、この斐伊川の水や自然景観などどう捉え、どう向き合っていくのかが大きなテーマとなる。
斐伊川流域の中でも、美しい景観を保ち、流域のシンボルとして愛されている宍道湖は、島根県を代表する観光資源であり、近年も斐川なぎさ公園、秋鹿なぎさ公園、岸公園などの湖畔公園、水辺を活かした県立美術館や宍道湖ネイチャーランドの整備、堀川遊覧船が運航する松江堀川の導水事業など、地域づくりへの活用が進んでいる。さらに、昨年度は後世に残すべき風景として宍道湖水辺八景が新たに選定されるなど、水辺と暮らしのあり方を考える多くの材料を提供している。
経済の衰退や加速する少子高齢化などの課題を克服し、斐伊川流域が活力ある地域を創造してゆくには、地域への愛着を取り戻し、地域資源をうまく活用していく視点と努力が欠かせない。
そこで、宍道湖周辺の取り組みなどをモデルケースとし、斐伊川流域の水辺の地域づくりや水辺景観のあり方などについて提言をいただくことを目的に、「斐伊川流域の水辺を考える懇談会」を設立し、将来にわたる斐伊川流域発展の一助とする。
委員名簿
氏名 | 所属 |
---|---|
木幡 修介 | 山陰中央新報社相談役 |
塩飽 浩一郎 | 日本旅行業協会島根地区会会長 |
田江 泰彦 | 島根経済同友会代表幹事 |
野津 登美子 | ホシザキグリーン財団企画交流課長 |
福島 律子 | 松江市教育委員会教育長 |
藤岡 大拙(座長) | 島根県立島根女子短期大学名誉教授 |
丸 磐根 | 島根県商工会議所連合会会頭 |
吉田 薫 | 風景研究室代表 |
※敬称略五十音順
委員会規約
委員会開催状況
開催日時 | 委員会資料 | |
---|---|---|
第5回 | 平成19年 2月13日 | 第5回資料 |
第4回 | 平成18年 3月 6日 | 第4回資料 |
第3回 | 平成17年 11月14日 | 第3回資料 |
第2回 | 平成17年 6月13日 | 第2回資料 |
第1回 | 平成17年 3月 3日 | 第1回資料 |
「宍道湖・大橋川の水辺のあり方」の提言
斐伊川流域の水辺を考える懇談会では、第5回まで議論が行われ、それらが「宍道湖・大橋川の水辺のあり方」(以下、あり方)として、とりまとめられました。
とりまとめられたあり方は、平成19年4月12日に出雲河川事務所内1階大会議室にて、藤岡大拙座長より出雲河川事務所長へご提言頂きました。今回頂いたあり方については、今後宍道湖周辺で事業を進める場合の基本的な方向性を示す根本として取り扱っていく予定です。
意見交換会
斐伊川流域の水辺を考える懇談会では、今後の議論の参考とするため幅広い流域住民の声を聞く意見交換会を平成17年9月18日に松江市のくにびきメッセにおいて開催しました。
公募に応じたさまざまな立場の住民十人に意見を発表していただきました。