因幡・国府のうつろう流れ 殿ダム・袋川流域風土記

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山をどうして「せん」と呼ぶのか


山をどうして「せん」と呼ぶのか

鳥取県と兵庫、岡山県にまたがる地域の山は「せん」と呼ぶ山が多くあります。
大山、蒜山、泉山、毛無山、甲ヶ山、東山、扇ノ山、氷ノ山、皆ヶ山、矢筈ヶ山、朝鍋鷲ヶ山……等々大昔からこの地方の人は山を「せん」と発音していました。
また、仏教のお経の読みは全て呉音です。そこで山岳修験道場の山、例えば吉野大峰の弥山、安芸の宮島・厳島の弥山、伊予の石鎚山の弥山、京都東山の霊山等、「せん」が使われている山も多いのです。