因幡・国府のうつろう流れ 殿ダム・袋川流域風土記

殿ダム・袋川流域風土記
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中国山地の特徴


中国山地の特徴

中国山地は、標高1,000メートル以上の山岳が中国地方をほぼ東西に延々と伸び、12ある山系中その半数以上が鳥取南東部に集中しています。これは中生代の火山岩類と花崗岩類第三紀層で構成された山地で、鳥取県と兵庫・岡山両県と接する県境の氷ノ山、後山、那岐山といった連峰は「因幡山山岳地帯」とも呼ばれています。そのため陸路で県外に出るためには、必ずこの山地越えをすることが必要な地域となっています。扇ノ山はこの中国山地の東列に位置する古い火山で、わずかに火山地形を残し、妻鹿野付近と菅野には溶岩流が見られます。また、広留野、河合谷高原のような原野が開け、袋川・八東川の浸食が進み、川には多くの滝がかかっています。