因幡・国府のうつろう流れ 殿ダム・袋川流域風土記

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四善政と五つの出来事


「池田治道」治世の時代、藩が施した四善政

池田治道 池田治道
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@洪水の後、困窮していた町民に30日夜から役所の備蓄米を出して
  飯やお粥の炊き出しを施した。
A届け出れば、米を貸すとの号令を出した。
B石井郡岩本に備えていた藩の倉米を船で運び込み、安い価格で提供した。
C物価を高くした商人を取り締まり、処罰した。


助け合いの心・五つの出来事 

@蓄えの無い者に所々でお粥や水に浸かった米、塩、醤油などの施しをした。
A商人たちは米、塩、醤油など生活必需品を格安で提供した。
B善政に報いようと、町民は率先して堤を修築することを願い出た。
  人夫は合計でおよそ6000人。
C茶屋秋里屋権兵衛、元魚町松岡屋平右衛門、智頭街道玉屋助右衛門の  富商3人は、流れ落ちた四橋と損傷の激しかった出合橋を新築した。
D氾濫時、船を持っていた者は堤の内外を乗り廻して遭難している人を
  救助した。