川床から出た地蔵(延命地蔵):新井と船山の中間の県道沿いにあります。この地蔵はすぐ近くの袋川の改修工事の際、川床から見つかりました。相当磨滅していますが、工事関係者の話によると、その昔この地蔵さんの御加護で九死に一生を得たというとで、その報恩と世の人々にも御加護があるようにと現在でも大切に祀られています。
大応寺の聖観音像:浜坂バス停のすぐ近くに曹洞宗の大応寺があります。この寺の大きな聖観音像は、水に流されて近くの川岸の泥の底に埋まっているのを発見され、江戸時代に復元修理されたものです。弘法大師が1000体の仏像を流したことにより「千躰川」と呼ばれるようになった伝説にふさわしい仏像であると伝えられています。
多居乃上神社:国府平野の中心地、広西にある神社です。『廣西民談記』に、ある洪水の時に川淵に止まっていた小さな祠を祀ったことが神社の由緒であるとする説が記されています。
流れ荒神:鳥取市河内にある山の頂の森の中に「流れ荒神」と呼ばれる祠があります。文禄2年(1593)8月に起こった高麗水の時に、山奥から荒神の祠が流れ出して、この山の中腹の木の枝に引っ掛かっていたのが見つかり、後に山頂に安置して奉りました。
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