河川(佐波川)に関する用語集 【あ行】  平成26年5月作成

安山岩(あんざんがん)
 ケイ酸分を中程度(60%程度)含むマグマが、地表付近で急に冷えて固まってできた岩のことをいいます。
一級河川(いっきゅうかせん)
 一級水系に係わる河川で、国土交通大臣が指定した河川です。
 なお、一級河川は一級水系のみに指定されるもので、二級水系に一級河川が指定されることはありません。
※“一級水系”、“河川管理”参照
一級水系(いっきゅうすいけい)
 洪水被害や水利用等の観点から特に重要性の高い水系として国土交通大臣が政令で指定した水系で、全国で一級水系は109水系あります。
 なお、一級水系以外では、都道府県知事が指定した水系が二級水系、その他の水系は単独水系となります。
 それぞれの水系において、河川法の適用を受ける河川を一級河川と二級河川、河川法の規定の一部を準用する河川を準用河川、その他の小河川を普通河川といいます。
※“一級河川”参照
※水系(すいけい)
 同じ流域内にある本川、支川、派川およびこれらに関連する湖沼を総称して水系といいます。その名称は、一般的に本川名をとって、例えば佐波川水系という呼び方をします。
右岸(うがん)左岸(さがん)
 河川を上流から下流に向かって眺めたとき、右側を右岸、左側を左岸といいます。
 佐波川では、河川に対して、西側が右岸、東側が左岸となります。
※“河道”のイメージ図参照
エコトーン移行帯(いこうたい)
 異なる環境が連続して変化していく場所のことで「移行帯」または「推移帯」ともいわれ、ここでは川岸の水際がなだらかな様子を表しています。
 特徴としては、陸域から水域へかけて環境が連続して変化していくため、比較的限られた空間の中でいろいろな動植物が生育・生息・繁殖できます。
 このため、生物の多様性の保全の観点から重要な場所であるといえます。
越水(えっすい)
 増水した河川の水が堤防の高さを越えてあふれ出す状態のことです。あふれた水が堤防の裏法面(川裏)を削り、破堤の危険性が高まります。
堰堤(えんてい)堰(せき)
 農業用水・工業用水・水道用水等の水を川から取水するため、水をせき止めて水位を上げ、用水路等への取水を可能にしたり、計画的な分流を行ったり、また下流側からの海水の逆流を防止すること等を目的として、河川を横断して設けられる施設を堰堤、または堰といいます。
 取水堰(しゅすいぜき)と呼ばれるものもあり、また、取水用の堰と用水の取り入れ口、魚道等を総括して頭首工(とうしゅこう)と呼ばれるものもあります。