河川(佐波川)に関する用語集 【な行】  平成26年5月作成

内水(ないすい)
 洪水時に本川の水位が支川の水位より高くなると、本川の水が逆流するのを防ぐために排水門等のゲートを閉めるため、支川の流水を本川に排水できなくなり、堤内側に流水が溜まる現象を内水といいます。
 また、このために堤内地で、はん濫が生じる現象を内水はん濫といいます。
日本海型気候(にほんかいがたきこう)
 日本海側を中心とした地域に見られる気候で、日本海側気候ともいいます。特徴としては、冬季の降水量(積雪量)が多いことです。これは、冬の寒冷なシベリア気団が日本海上を南下すると、日本海の海水温度が高いために下層から暖められて上下に対流を起こし、不安定な湿った気団に変質します。この湿った気団が日本海に面した山脈に突き当たり、山腹を吹き上げられると断熱冷却が起こり多量の雪を落とします。
根固め(ねがため)
 洪水時に河床の洗掘が著しい場所において、護岸基礎工前面の河床洗掘を防止することです。
のり崩れ(のりくずれ)
 雨の浸透や川の流れなどにより、堤防の斜面が崩れることをいいます。のり崩れが連続して生じると、堤防が弱くなり、危険性が高まります。