河川(佐波川)に関する用語集 【ら行】  平成26年5月作成

ライフサイクルコスト(らいふさいくるこすと)
 施設の維持管理に掛かる費用のことです。河川管理であれば、堤防の除草や樹木伐採のほか、樋門やポンプ場等は、施設のメンテナンスも含まれます。
利水(りすい)
 河川の水を生活用水や農業用水、工業用水、発電などに利用することです。
流域(りゅういき)
 降雨や降雪が、その河川に流入する全地域(範囲)のことです。
 集水区域と呼ばれることもあります。
流域界(りゅういきかい)
 隣接する流域間の境界線のこと示しており、分水界ともいいます。
流下(りゅうか)
 流水が下流側へ移動する(流れる)現象のことです。
流下断面(りゅうかだんめん)
 水を流すのに有効な河川の横断面のことです。
 平面的に見て急激に河道が広がって水が滞留するところはこれに含まれません。(死水域といいます。)
流下断面
流下能力(りゅうかのうりょく)
 河川や水路・管渠など、洪水を流すために設置された施設の能力を流量で表示したものです。
河川では、一般的に堤防高や高水敷など、所定の高さに対する流下能力を縦断的に示し、能力の有無を把握します。
※“流量”参照
流紋岩(りゅうもんがん)
 ケイ酸分を多く(70%前後)含むマグマが、地表付近で急に冷えて固まってできた岩のことをいいます。
流量(りゅうりょう)
 単位時間内に流れに直角方向の断面を通過する流体の体積を表す値で、単位は「m3/s」です。
漏水(ろうすい)
 洪水時に河川水および降雨が、堤防へ浸透し堤防法尻から水が噴き出す現象のことです。
 河川水位が高く、その水位の継続時間が長いほど、その水圧で堤防に水が浸透し、漏水現象が発生しやすくなり、堤防が壊れやすくなります。
※“浸透”参照
※“河道”のイメージ図参照