河川(佐波川)に関する用語集 【は行】  平成26年5月作成

排水ポンプ車(はいすいぽんぷしゃ)
 洪水時に樋門などを閉じてしまうと堤内地側に降った雨水が本川へ排水できないので、堤内地側の水を本川へ排水する施設が必要となります。排水ポンプ車は、排水作業に必要な機材を車両に全て搭載し、浸水箇所に出動してポンプを稼動して堤内地側の水を本川へ排水しています。
排水樋門(はいすいひもん)
 堤内地の雨水や水田などの水が水路を流れて大きな川(本川)に合流するときに、大きな川から逆流しないように、堤防を横断して設ける施設を排水樋門と呼びます。排水樋門には、洪水時に大きな川からの逆流を防止するためのゲートを設けています。
引堤(ひきてい)
 河川改修において、既設の堤防より堤内地側に新たに堤防を築造することです。
これにより川幅を拡大し、洪水時に流れる流量を増やします。
避難勧告(ひなんかんこく)、避難指示(ひなんしじ)
 対象地域の土地、建物などに被害が発生する恐れのある場合に、住民に対して行われる勧告です。災害対策基本法60条に基づき、原則、市町村長の判断で行われます。
 避難勧告よりも緊急度が高い災害等の場合、さらに拘束力が強い「避難指示」が発令されます。この発令も災害対策基本法60条に基づき市町村長の判断で行われます。
深掘れ(ふかぼれ)
 流水によって、水衝部等の堤防や低水護岸前面の河床が、深く掘れる現象のこと、あるいは掘れた状態をいいます。
※“洗掘”参照
分水嶺(ぶんすいれい)
 雨水が異なる方向に流れる境界のことであり、水系と水系の境界を指します。山岳地帯では山稜が境界になるので分水嶺といいます。分水界、分水線、分水境界などともいいます。
本川(ほんせん)
 幹川を指し、一般に横から流入する支川に対して本川といいます。
本川