防災操作の効果

防災操作のしくみ

  

八田原ダムでは大雨が降ると、洪水によるダム下流の被害を抑えるために、洪水調節を行います。

洪水調節では、洪水に備えてあらかじめ空けておいた容量に水をためダムより下流に流れる水量を軽減する操作を行います。

ダムに入ってくる水の量に対する八田原ダムの操作は、下図のようになります。

 

洪水調節図
雨の降り始め

小雨時は、ダムに入る水の量とダムから下流に流す水の量は等しくします。(自然河川状態)

洪水をため込む

大雨が降り洪水になると、ダムへ入る洪水の一部を貯水池にため、ダムから水を流します。(出す量<入る量)

計画を上回る洪水への対応

異常な豪雨により計画以上の水の量がダムに流れこんでくると、ダムに貯められる水の量にも限界があります。このような場合には、下流に流す水の量を徐々に増やし、ダムに入る量とダムから下流に流す水の量を等しくします。(自然河川状態)

次の洪水に備える

大雨が止み洪水が過ぎさると、次の洪水に備えて下流の河川の状況を見ながら、ためた水を流して平常時の貯水量に戻します。(出す量>入る量)


平成28年6月の実績

地点図

平成28年6月22日の13時頃から強い雨となり(最大時間雨量20mm、総雨量86mm)、八田原ダムは洪水調節を行いました。

今回の出水で芦田川沿いにある集落の唯一の道路が冠水し通行できなくなる恐れが生じたため、八田原ダムは6月23日5時30分から、通常より多くの水をダムに貯める操作を行い、生活道路の冠水を防ぐことができました。

この操作により、通常の操作に比べて4.7倍の水をダムに貯めました。

 

府中市中畠地点(ダム下流9km付近)の状況(適応操作前後)

状況写真
グラフ
防災操作図
ダム貯留図

※適応操作とは、通常より多くの水を貯留し、下流に流す水の量を減らす操作です。ダム下流の河川の状況、今後の天候、降雨の予測、今後ダムに入ってくると予想される量とダムに貯留できる量などを検討して実施が判断されます。今後の雨が予測される場合や、多くの降雨量が予想される場合は実施できません。


近年の実績

平成28年 6月22日~ 6月23日  梅雨前線による出水 (PDFデータ 約180kb)
平成27年 8月17日       降雨による出水 (PDFデータ 約410kb)
平成26年 8月 5日~ 8月 7日  台風11号による出水 (PDFデータ 約500kb)
平成25年 9月 3日~ 9月 4日  秋雨前線による出水 (PDFデータ 約160kb)
平成24年 7月 4日~ 7月 7日  梅雨前線による出水 (PDFデータ 約120kb)
平成23年 9月 2日~ 9月 3日  台風12号による出水 (PDFデータ 約170kb)
平成22年 7月11日~ 7月14日  梅雨前線による出水 (PDFデータ 約200kb)
平成21年 7月20日~ 7月21日  梅雨前線による出水 (PDFデータ 約190kb)

防災情報

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