ニホンヤモリ Gekko japonicus
ニホンヤモリの写真
分類
有鱗目ヤモリ科
重要種指定
指定なし
特     徴
全長は9~14cm。
背面は灰色ですが、短時間で濃い茶色~淡い灰色まで変化します。体はひらたくて目が大きく、背面と足は細かい粒状のウロコでおおわれており、ところどころに粒の大きなウロコがあります。足の指の裏側には、表面に細かい毛の生えた幅の広いウロコ(指下板)があり、これがすべり止めの役割を果たすことで垂直な壁や窓のガラスでも登ることができます。
ふだんは人家の周辺にすみついて、クモ類や昆虫類を食べています。
害虫を食べるヤモリは「家守」、「守宮」と呼ばれ、昔から家を守る動物として知られています。
大きさや形はタワヤモリに似ていますが、背面に粒の大きなウロコがあることで区別できます。
生 息 場 所
人家やその周辺に多く生息します。
弥栄ダム周辺では、ダム下流の小瀬川、弥栄湖およびその周辺でみられます。
繁     殖
産卵期は5月上旬から7月下旬。
年1~2回繁殖し、1回に2~3個の卵を産みます。人家内や壁のすき間、天井裏などに産卵します。卵は40~90日でふ化し、オスはふ化の翌年、メスは約2年後から成熟すると考えられています。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
産卵期 人家内や壁のすき間など
出現時期 人家やその周辺