ニホントカゲ Plestiodon japonicus
ニホントカゲの写真
分類
有鱗目トカゲ科
重要種指定
準絶滅危惧【広島】
特     徴
全長は16~25cmで、尾は長く、体長の半分以上を占めています。
体はやや太く、手足は体にくらべて短く、光沢のある滑らかなウロコにおおわれています。体のわきにはっきりとした黒色の太い縦線があります。繁殖期のオスは、アゴやノドがオレンジ色に変化します。幼体の背面は黒っぽく目立つ金色のたて線があり、尾は鮮やかな青色をしています。
日当たりの良い場所を好み、ミミズやクモ、昆虫を食べています。
天敵に襲われると尾を自分で切ることがあります。切れた尾は激しく動き、敵の注意をそらす役割をします。特に幼体の尾は目立つ色であり、身を守る効果が高いと考えられています。
生 息 場 所
平地や低山地の陽当たりよい石垣や草原、土手に生息します。
弥栄ダム周辺では、ダム下流の小瀬川、弥栄湖およびその周辺でみられます。
繁     殖
産卵期は5~6月。
石や土手の斜面などに巣穴を掘って産卵します。
1回に3~6個の卵を産みます。メスはふ化まで卵の世話をします。卵は30~50日でふ化し、約2年で成熟します。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
産卵期 石や土手の斜面の巣穴
出現時期 陽当たりよい石垣や草原、土手