ユビナガコウモリ Miniopterus schreibersi
ユビナガコウモリの写真
分類
コウモリ目ヒナコウモリ科
重要種指定
準絶滅危惧【広島】
特     徴
体長は59~69mm、翼の長さ45~51mm、体重10~17g。中型のコウモリです。
体色はこげ茶色で、体毛は短く、柔らかい光沢があります。狭くて長い翼を持ち、開けた空間を素早く飛び回ります。
日没後、川の上空や林縁、草原など開けた場所で、飛んでいる昆虫を食べています。
昼間は洞くつで大きな集団をつくり、体を密にふれ合わせて休眠します。
翼の第3指(中指)が特に長いことから、「指長」コウモリと名付けられました。
生 息 場 所
大きな洞くつに生息しますが、弥栄ダムの試堀洞などの狭い場所でも確認されています。日没後から日の出前まで森林や河川、草原の上空を広範囲に飛びまわります。
弥栄ダム周辺では、ダム下流の小瀬川、弥栄湖およびその周辺でみられます。
繁     殖
出産期は7月。
親は10月に交尾し、ただちに受精しますが、冬眠期間中は受精卵の発生が止まります。翌春に発生が再開し、約3ヶ月後の初夏に出産します。1産1子で子育ての期間は30日ほどです。出産、哺育時にはメスだけで大きな集団を形成します。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
出産期 洞くつ
出現時期 大きな洞くつ