タヌキ Nyctereutes procyonoides viverrinus
タヌキの写真
分類
ネコ目イヌ科
重要種指定
指定なし
特     徴
体長は50~60cm、尾長は15~20cm、体重3~5kg。
ずんぐりとした体形で、耳や鼻は丸く、口先はとがっています。全身白毛が混じった暗い灰色で、眼の周囲と足、尾の先が黒くなっています。
雑食性で、果実、木や草の根、地下茎などの植物のほかに、昆虫、両生類、貝類、小魚、小鳥、ネズミなどさまざまなものを食べています。
特定の場所に集中してフンをする、「ためフン」と呼ばれる習性があります。「ためフン」は、なわばりと関係があると考えられています。
県内では、タヌキは「まみ」、アナグマは「むじな」と呼ばれ区別されますが、地域によっては「まみ」と「むじな」を混用するところもあります。
生 息 場 所
おもに樹林やその林縁部、川や池などが散在する場所に多く生息します。
弥栄ダム周辺では、ダム下流の小瀬川、弥栄湖およびその周辺でみられます。
繁     殖
出産期は5~6月。
2月下旬~4月に交尾をし、5~6月に4~6頭の子を出産します。特定の巣は作らず、樹木の根元や岩の割れ目、他の動物が掘った穴などを利用します。生後約1年で、親と同じ大きさに成長します。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
出産期 樹木の根元や岩の割れ目
出現時期 樹林やその林縁部など