ブチサンショウウオ Hynobius naevius
ブチサンショウウオの写真
分類
有尾目サンショウウオ科
重要種指定
準絶滅危惧【環境省】
準絶滅危惧【広島】
情報不足【山口】
特     徴
全長は幼生(子ども)が30~40mm、成体(親)が110~120mm。
背面は幼生では薄茶色、成体では紫がかった灰色で、不規則な銀白色のまだら模様があることから名付けられました。頭は卵形で、長い体には前2本、後2本の短い足がついています。尾は体より短く、体長の2/5程度の長さです。
幼生は水中で生活し、水生昆虫やヨコエビの仲間などを食べますが、変態後は陸上で、小さな昆虫やミミズなどを食べて暮らすようになります。
生 息 場 所
ふだんは陸上で生活し、山地の小渓流周辺の森林内に生息します。幼生は渓流のたまりでみられます。
弥栄ダム周辺では、弥栄湖およびその周辺でみられます。
繁     殖
産卵期は、4月中旬~5月下旬。
日光の差し込まない石の下や伏流水の湧き出る渓流のくぼみなどの石の下に卵を産みつけます。卵は丸く巻いた透明な袋(卵のう)に入っており、1つの卵のうに15~25個の卵が含まれています。卵は約1ヶ月でふ化し、7月下旬頃には渓流の流のゆるやかなたまりなどで幼生を見ることができます。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
産卵期 小渓流の源流に近い岩の下や水がわき出る砂利の中
出現時期 山地の小渓流周辺の森林