シュレーゲルアオガエル Rhacophorus schlegelii
シュレーゲルアオガエルの写真
分類
無尾目アオガエル科
重要種指定
指定なし
特     徴
幼生(オタマジャクシ)は全長の最大が49mm、成体はオスが体長32~43mm、メスが43~53mmの中型のカエルです。
背面はふつうあざやかな緑色~黄緑色ですが、気温が低いと黒っぽい紫色に変化します。背面に黄色の小さな点をもつことがあり、目のひとみは金色です。
指先には吸盤が発達し、ふだんは樹や草の上で生活して小型の昆虫やクモなどを食べます。
繁殖期には水田や池などに集まり、オスは「ケレレ、ケレレ、ケレレ……」と鳴いてメスを呼び、水ぎわの地中に白い泡状の巣(産卵巣)を作り産卵します。
このカエルの標本を研究した、オランダの学者シュレーゲルが名前の由来です。
生 息 場 所
平地、丘陵地の水田、池、湿地化した休耕田などに生息します。
弥栄ダム周辺では、弥栄湖およびその周辺、長谷川でみられます。
繁     殖
産卵期は4月中旬~5月下旬。
農耕地の畦やその周辺の土中に穴を掘り、こぶし大の白い泡の中に卵を産み付けます。卵は淡い黄色で、卵の数は300~600個です。約7日後、卵塊内でふ化し、降雨時に泡とともに近くの水辺に流れ出ます。6月下旬ごろ、オタマジャクシから変態して幼体(子ガエル)になります。
生活サイクル
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産卵期 農耕地の畔や周辺の土中
出現時期 平地、丘陵地の水田、池など