貯水設備(温井ダムの規模)
温井ダムは、ダムサイトの地形・地質の条件からアーチ式ダムで設計され、薄い曲線の、丁度お椀を縦に切ったような形をしています。薄いといってもダムの厚さは底の部分で33m、上の部分で8mあり、曲線は非対称放物線という複雑な形を組み合わせた形となっています。
■温井ダム全景(試験湛水時:平成13年10月)
 ダムの高さは基礎岩盤の一番深い所、標高229mからダムの一番高い所、ダム天端の標高385mまで156mの高さがあります。西日本では一番高いダムで、全国でもアーチ式としては富山県の黒部ダムに次いで二番目の高さとなっています。  左右両岸の山と山とをコンクリートでつないだダムの一番高く一番長いところを、堤頂長と呼びます。この長さは382m有ります。
  ダムのコンクリートの体積は約81万立方米あり、約4年半かけて打ち込みました。
 温井ダムは8,200万立方メートルの水を貯水出来ます。これはドラム缶で約4億本分の容量を持っています。このダム容量を利用して洪水調節を行い、河川の維持用水の確保や水道用水の供給などを行います。
■ダム及び貯水池諸元 ■アーチ式ダム堤高順位
■ダム平面図
■ダム標準断面図
■ダム下流面図

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国土交通省 中国地方整備局 温井ダム管理所
TEL 0826−22−1501