コオイムシ Appasus japonicus
コオイムシの写真
分類
カメムシ目コオイムシ科
重要種指定
準絶滅危惧【環境省】
準絶滅危惧【広島】
準絶滅危惧【山口】
特     徴
体長は17~20mm。
成虫は卵形をした平たい体型です。頭は山のような形で短く、前方に突き出ています。大きい前足に短い尾(呼吸管)をもつことが特徴です。体色は黄色みのある茶色からこげ茶色まで個体により変化します。
幼虫は、翅がないことを除くと成虫とほぼ同じ形をしています。
成虫、幼虫ともに肉食性で、水草や物陰に潜んで他の水生昆虫や貝類などを待ち伏せ、体液を吸います。
名のとおり、オスが子供を背負って(子負い)、子守をします。
生 息 場 所
成虫、幼虫ともに小川、池沼、水田などの流れのゆるやかな浅い場所に生息します。
弥栄ダム周辺では、弥栄湖およびその周辺でみられます。
繁     殖
産卵期は4~6月で、7~8月頃成虫になり、そのまま越冬します。メスがオスの背中に卵を産みつける習性があり、卵を背負ったオスは約一ヵ月あまりの間、卵を守り続けます。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
出現時期 流れのゆるやかな浅い場所