ウルマーシマトビケラ Hydropsyche orientalis
ウルマーシマトビケラの写真
分類
トビケラ目シマトビケラ科
重要種指定
指定なし
特     徴
体長は約14mm。
イモムシ状の細長い体です。頭と胸は茶色で硬いのに対し、腹部はやわらかくなっています。尾の先にかぎ爪を持ちます。
雑食性で、生き物のかけらや死がいなどを食べますが、水生昆虫や付着藻類も食べます。石の表面やすきまに小さな石で巣をつくり、その前に口から出した糸でクモの巣のような網を張り、流れてくるエサをひっかけて食べます。
成虫の体は全体的に暗い黄土色で細長く、頭には糸状の長い触角があります。
名前は、ドイツの昆虫学者ウルマーに由来します。
生 息 場 所
幼虫は、河川の上流から中流にかけての流れの速いところに多く生息します。成虫は、河岸近くの草木や樹林に多く生息します。
弥栄ダム周辺では、ダム下流の小瀬川、長谷川でみられます。
繁     殖
成虫の出現期は5~10月。幼虫は年中みられます。
交尾および産卵については、詳しいことは分かっていません。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
幼虫期(水中) 流れの速い水域
成虫期(陸上) 河岸近くの草木や樹林