ヘビトンボ Protohermes grandis
ヘビトンボの写真
分類
ヘビトンボ目ヘビトンボ科
重要種指定
指定なし
特     徴
体長は40~60mm。
ムカデのような形で、大きく強いアゴがあります。頭と胸は赤茶色で硬く、長い腹部には羽状のエラがあります。
おもに他の水生昆虫を食べます。
成虫は飛翔昆虫で、幼虫と同様にアゴが発達しています。体色は黄色で、頭や胸に黒斑があります。翅は名前の通りトンボに似ており、透明で黄色い模様がついています。ただし体が重いので、飛ぶのはあまり得意ではありません。
ヘビトンボの幼虫を乾燥させたものを「孫太郎虫」といい、漢方薬として珍重されています。
生 息 場 所
幼虫は河川の中流から上流部の渓流で、流れの速いところに生息します。成虫は夜に川の周りを飛翔し、昼間は河岸の樹木や草にとまっています。
弥栄ダム周辺では、弥栄湖およびその周辺、弥栄湖上流の小瀬川でみられます。
繁     殖
成虫の出現期は7月。水辺の水草や転石などに産卵します。幼虫として水中生活をする期間は2~3年です。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
幼虫期(水中) 流れの速い水域
成虫期(陸上) 河川周辺