ウグイ
Tribolodon hakonensis
- 分類
- コイ目コイ科
- 重要種指定
- 指定なし
- 特 徴
- 成魚の全長は約30cm。
白みのある銀色の体で、背部は黒ずんでいます。
オス、メスともに、繁殖期には三列の赤い縦じま（魚のしまは頭を上にしてぶら下げた状態で見るため、泳いでいる姿勢で横に見えるものは縦と呼びます）ができ、全身に白いぶつぶつ（追星［おいぼし］）がみられます。
雑食性で、付着藻類のほか、水面に落下した昆虫や水生動物、魚卵を食べます。
冬から春にかけて美味で、食用にされます。
広島県では「イダ」と呼ばれることが多いようです。 - 生 息 場 所
- 河川の河口域から上流域、湖沼などに広く生息します。
弥栄ダム周辺では、弥栄湖およびその周辺、長谷川でみられます。 - 繁 殖
- 産卵期は4～5月。
比較的流れのゆるやかな水域に数百尾が集まって産卵します。場所は毎年ほぼ決まっており、降雨後の増水で洗われ、やや石の浮いた砂れき底を好みます。 - 生活サイクル
-
月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所 産卵期 
流れのゆるやかな水域 出現時期 
河川の広い範囲