アユ Plecoglossus altivelis altivelis
アユの写真
分類
サケ目アユ科
重要種指定
指定なし
特     徴
成魚の全長は約20cm。30cmくらいの個体(尺アユ)もみられます。
体は細長く、細かいウロコがあります。背部がオリーブ色、腹部は銀色です。口は大きく、両あごが細長くやわらかい唇で縁どられています。
幼魚(海域に生息)は動物食で、水生昆虫などを食べますが、成魚は植物食で、付着藻類を食べます。上下の唇を岩にこすりつけて食べるため、岩には藻類を削った「食(は)みあと」が残ります。
古来より重要な食用魚として利用されており、塩焼きをタデ酢(すりおろしたヤナギタデの葉と酢と混ぜたもの)で食べるほか、揚げもの、蒸しもの、吸いもの、刺身、つくだ煮など様々な食べ方があります。
生 息 場 所
おもに河川中流域の流れの速い水域に生息します。
弥栄ダム周辺では、ダム下流の小瀬川、弥栄湖およびその周辺、長谷川でみられます。
繁     殖
産卵期は9~11月。
比較的流速の速い砂れき底の瀬に、多数が群がって産卵します。ふ化後の仔魚は、河川の流れに沿って、海へ流下します。
弥栄ダムでは、ダム湖に入る川の流入口で繁殖し、海には下りない個体(陸封型)が確認されています。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
産卵期 流れの速い、砂れき底の水域
出現時期 流れのある水域