ヌルデ Rhus javanica var.chinensis
ヌルデの写真
分類
被子植物門双子葉植物綱離弁花亜綱ウルシ科
生活型
落葉広葉小高木
重要種指定
指定なし
特     徴
高さは2~10m。
樹皮は白っぽい灰色で、葉の縁には粗いギザギザの切れ込みがあり、裏面は軟かい毛が生えています。10月ごろになると美しく紅葉します。
ウルシ科ですが、かぶれる成分は含まれていません。しかし、ウルシと勘違いして、精神的なショックからアレルギー反応をおこす人もまれにはあるようです。
葉にできた虫こぶ(寄生した虫が出す刺激に反応し、植物の一部が異常成長してできるもの)を五倍子(ごばいし)と呼んで、革なめしや染色のために使用するタンニンの原料として利用されました。
名前は、幹を傷つけると出る白い樹液を器などの塗り物に使ったことに由来します。
生 育 場 所
山地の林縁や道端などに多く生育します。
弥栄ダム周辺では、ダム下流の小瀬川、弥栄湖およびその周辺、弥栄湖上流の小瀬川、長谷川でみられます。
繁     殖
花期は9月。
雄木(おぎ)と雌木(めぎ)に分かれます。雄木は枝の先に黄色がかった白色の小さな花を多数つけます。雌木は赤みのある目立たない花をつけます。
実は淡い緑色の球形で、秋になると塩の一種を分泌し、白く覆われます。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
花期 -
葉のある時期 山野の林縁、道路の法面、伐採跡