ノスゲ Carex tashiroana
ノスゲの写真
分類
被子植物門単子葉植物綱カヤツリグサ科
生活型
多年生草本
重要種指定
絶滅危惧Ⅱ類【環境省】
絶滅危惧Ⅱ類【広島】
絶滅危惧Ⅱ類【山口】
特     徴
高さは20~30cm。
幅1.5~2mm程度の細い葉が株立ちとなって生育しています。
昭和2年(1927)に田代善太郎氏によって、広島県栗谷村(現在の大竹市栗谷)で発見され、京都帝国大学(現在の京都大学)の大井次三郎博士により、昭和5年(1930)に新種として発表されました。
現在、広島、山口県境の小瀬川流域と広島県東部の2ヶ所でしか生育が確認されておらず、貴重なスゲ属の一種となっています。
生 育 場 所
歩道脇や林縁に株立ちとなって生育します。
弥栄ダム周辺では、弥栄湖およびその周辺、弥栄湖上流の小瀬川でみられます。
繁     殖
花期は4~5月。
細く目立たない穂に、黄色みを帯びた長さ約2mm程度の実をまばらにつけます。
実が脱落して散布されます。株が分かれることもありますが、地下茎が無いため群生することはありません。
生活サイクル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 場所
花期 -
葉のある時期 歩道脇や林縁の、やや日陰で湿り過ぎないところ